第一章…街

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先程まで、ワタシをいたぶっていた人達は 「助けてくれぇぇ!!」 慌て逃げ惑い 「いやぁぁぁぁ!」 悲鳴をあげ、ワタシから遠ざかって行く。 だけどワタシは… 『ねぇ…どうして逃げるの?』 ワタシの問い掛けに腰を抜かし… 「た、頼む…命だけはっっ!!」 命乞いをして来る人の頭に、ワタシは手を置いた。 「や、やめろぉぉぉぉ!!」 目の前の人は叫び出した挙げ句に グシャッ 目の前から居なくなった。 ズルズル…ズルズル… 掴んだ手を離さず、ズルズルと何かを引きずるワタシ。 何かを引きずったまま、街中を徘徊し… 生ある者に、次々と手をかけ…絶命させて行った。
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