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先程まで、ワタシをいたぶっていた人達は
「助けてくれぇぇ!!」
慌て逃げ惑い
「いやぁぁぁぁ!」
悲鳴をあげ、ワタシから遠ざかって行く。
だけどワタシは…
『ねぇ…どうして逃げるの?』
ワタシの問い掛けに腰を抜かし…
「た、頼む…命だけはっっ!!」
命乞いをして来る人の頭に、ワタシは手を置いた。
「や、やめろぉぉぉぉ!!」
目の前の人は叫び出した挙げ句に
グシャッ
目の前から居なくなった。
ズルズル…ズルズル…
掴んだ手を離さず、ズルズルと何かを引きずるワタシ。
何かを引きずったまま、街中を徘徊し…
生ある者に、次々と手をかけ…絶命させて行った。
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