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その一歩を踏み出そうとした瞬間……彼の両足首が宙を舞った。
ザシュッ
「ウワァァァァ!!」
次に、繋いでいた手を離す…
ザシュッ
「ぐぁっ」
「キャァァァァァ!!」
彼女が泣き叫ぶ。
いい気味…クスクス。
ワタシは、倒れた獲物を玩んだ。
ザシュッ
彼女の目の前で
ジュルッ
愛しき者が無惨にも切り裂かれている様を
ブチィッ
絶望を…与えたかった…
でも、そうはいかなかった。
ワタシに切り裂かれながらも…
「逃げろっ!アリ…ギャァァァァ!!」
愛しき者の心配をしているのだから…
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