第一章…街

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その一歩を踏み出そうとした瞬間……彼の両足首が宙を舞った。 ザシュッ 「ウワァァァァ!!」 次に、繋いでいた手を離す… ザシュッ 「ぐぁっ」 「キャァァァァァ!!」 彼女が泣き叫ぶ。 いい気味…クスクス。 ワタシは、倒れた獲物を玩んだ。 ザシュッ 彼女の目の前で ジュルッ 愛しき者が無惨にも切り裂かれている様を ブチィッ 絶望を…与えたかった… でも、そうはいかなかった。 ワタシに切り裂かれながらも… 「逃げろっ!アリ…ギャァァァァ!!」 愛しき者の心配をしているのだから…
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