第一章…街

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息も絶え絶えな彼が、最後に放った言葉 「アリル…愛し………」 パタッ… 愛しき者が見ている前で、彼は事切れた。 『逃げないの?』 そんな彼女に声を掛ける 「………」 肩を震わせ、泣くのを堪えている様だった。 ニコッ 『残念だけど…潰しちゃうね』 グシャッ… 事切れた後の愛しき者の表情、引き裂かれていたのが嘘みたいな… 穏やかな表情だった。 気味悪い…見たくない…だから潰した。 護りきった 自分は死んでも悔いは無い…そんな表情だった。
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