プロローグ

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突然開く襖 「まだ起きてるのか!」 何も知らない祖母 「節電しろっ!」 何も知らな… ブチッ 何かが私の中で切れた。 私は、電気を消し ありとあらゆるプラグを乱暴に引っこ抜き バンッ!! 開かれた襖を思いっきり閉めた 「気でも狂ったか!」 祖母が叫ぶ 「色々あるのっ!」 再び開かれた襖をまた閉じ、泣きそうになるのを堪えた後…祖母の部屋へ行き叫ぶ 「アンタが言った通りになったよ!彼に振られたよ!これでせいせいしたか!」 祖母に前から言われていた “遊ばれてるだけだ、別れちまえ”と… その通りになった… 悔しかった… 捨て台詞を吐き、部屋に閉じ籠り 暫く暗闇の中で一人たたずんでいた… どのくらい経過したかは分からない バンッ!! 私は、裸足のままで家から飛び出した…獲物を携えて……
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