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次の日、俺は案の定風邪を引いた。病原菌ごときではならないと思っていたが寝る場所が悪かった。
「頭いてー。ちくしょう」
俺は自分のベッドで呟く。するとマスクをした咲が入ってくる。
《ざまあ(≧▼≦)》
「うるせい、こんなもん気合いで治しちゃる!」
《無理ポ(^3^)/》
「諦めたらそこで・・・ふぇくしょい!」
《汚ね(~ヘ~;)汚らしいんで帰るわ》
「帰れ帰れ」
俺はシッシッとする。
皆さんはお気づきでしょうか?なぜ恵凪が来ないのか。それは10分前ぐらいにさかのぼる。
俺は朝起きたら体がダルい事に気付いた。体温計で測ってみると39.5℃。俺としたことがヘマしちまったぜ。
俺はマスクをして恵凪の様子を見にいく。熱もすっかり良くなり顔色も良かった。その後、俺はまたソファーに寝転がった。すると咲が起きてきた。
《何そのマスク?》
「口に口内炎ができた」
《マスク関係ないじゃん》
「そうか?」
《ご飯は?》
「体ダルいから無理」
《染つった?(^m^)」
「染つってねえ!」
《ダサ(*^□^*)》
「もう寝る」
そう言って俺はタオルケットを被った。すると今度は恵凪が起きてきた。
「おはよう、咲」
咲はメモで返す。
「・・・・おはよう、あなた」
「おう、おはよう」
タメ口で話してきたので少し動揺してしまった。
「あれっ?声がおかしいわ」
するとペンを走らせる音が聞こえたので多分、咲がチクった。
俺は咲を睨む。
《(^m^)》
「そうなんだ。あなたに風邪が染つったんだ。自業自得ね。咲、買い物行きましょ」
そう言って咲と一緒に部屋をでる。
あれっ?なんだこれ?涙が止まらないや。あはははは・・・・部屋に戻ろう。
俺はタオルケットを持って部屋に戻る。
恵凪の素はツンデレなのか?清楚そうな恵凪は何処へ?するとまた睡魔が襲ってきた。
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