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「あっ!悪い・・・」
「いえ、ありがとうございます」
俺も恵凪も赤くなってしまった。赤くなっているところを咲にみられていた。
咲はメモ帳を使って会話する。
《ご飯まだ?》
「今作ってるから待ってて」
そう言うとテレビの電源をつけて野球を見ている。
俺は咲に近づいて聞いてみた。
「野球好きなのか?」
《割りと》
「そっか、じゃあ今度3人で行くか」
するとコクンと頷いた。
一緒に野球を見続け、恵凪の調理が終わった。
そして3人で手を合わせていただきますをし食べた。
恵凪の料理は、とても美味しかった。
「とても美味しいよ」
「そうですか!それは良かった」
俺は食べおわり風呂に入った。
これからどうしようか考えているとバスタオルを巻いた恵凪が風呂のドアを開けた。
「な、何?」
「いえ、お背中を流そうと思って」
「そ、そうなんだ。じゃあ頼もうかな」
流していると恵凪が話してきた。
「私達を引き取ってくれてありがとうございます。私は何でもするのでどうか見捨てないでください」
俺は恵凪の方を振り向いて言った。
「何言ってんだ!お前は俺の嫁さんで奴隷じゃない!見捨てる訳ないだろ!今度そんなこと言ってみろ!襲っちまうぞ」
恵凪は顔を隠して泣いた。
「俺は恵凪が好きなんだからよ」
そう言ってあとに気付いた。
俺、タオルを腰に巻いてない。
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