告白

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 玄関を出て、階段を降りる。 駐車場から黄色のスイフトを探しだし、乗り込む。 車を発進させ、滝の広場へと向かう。 運転席から見える景色が秋へと向かっていた。  滝の広場には通勤客や、観光客がまばらに歩いている。 そのなかに、一人だけカメラを構えている綾を見つけ、近づいていって後ろから目隠しする。 「だーれだ?」 「ふぇっ!?…涼くん!」 「あたり!遅くなってごめん。」 手を綾の顔から離す。 綾は満面の笑みで振り返る。 何度見てもかわいい。 「もぅ。二分遅刻!」 「ごめんごめん。とことんウザイやつに捕まってたからさ。」 綾はもう一度「もぅ。」と呟いて、わざとらしく頬を膨らませた。 これもまたかわいい。
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