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「親が朝いないって不便だな」
少年の親は朝早くに仕事でいないので起こしてくれる人はいないのである。
朝、母親が作ってくれた朝食食べ制服に着替えていると
ブーブーブーブー
携帯が鳴っている。
今度は電話だ。
ピッ
「もしもし」
少年は適当に電話に出る。
「おう、ユウもう一限目終わっちまったぞ」
少年の名前は
風葉 遊 (カザハ ユウ)
「あーレンか。
悪い寝坊した」
電話の相手は
少年のクラスメイトで親友である
氷室 廉 (ヒムロ レン)
「ユウが寝坊とか珍しいな。早く学校来いよ。そんで学校終わったら…」
そうウキウキした声で言い切ろうとした時
「Red Crow のライヴだろ」
すかさずユウがかぶせる
「わかってるならよろしい♪」
「忘れるわけないだろ。てか急ぐから電話切るぞ」
「ほいほい早く来いよ」
「ああ」
そうユウが言い電話を切った。
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