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「侑李の親の居場所がわかった」 そう薮くんから連絡を受けたのは先日のことだった。いつものように3人でご飯を食べて笑っていた時だった 「え…っ」 危なく手から携帯が落ちるとこだった。もし侑李の親が引き取る気があるなら、かえさなければならない。 やっと、少しずつちゃんとした家族になれてきたのに 「裕翔。とりあえず、会いに行こう。まだ薮くんに見つかったことしか聞いてないだろ?」 「うん…。」 「…?」 「侑李、薮くんのところいこうね」 わけのわからないといった顔をしている侑李に上着を着せて、家を出る  
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