682人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
「侑李、成長したね。」
「そうかな?」
「ちょっと前までは歩かなかったのに」
「まぁ…それは心配した」
あの日、ずっと一緒に過ごせる約束をしてから数ヶ月に龍太郎は歩けるようになった。同い年だけど、他の赤ちゃんもだいたいそのくらいには歩けるらしい
ただ侑李はまったく歩かなかったっけ。本当は歩けるようになってたけど、抱っこしてほしいがためかと思った
「裕翔もよく考えるよな。家出する演技しちゃうなんて」
「あれ大変だったんだから!」
「まぁそれで歩く侑李も侑李だけど(笑)」
最初のコメントを投稿しよう!