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「…“今日も抜けれる?”って。どんだけ僕に単位を落とさせたいんだか」 高校生活の最後の年を迎えた僕ら。初めてラーメンを食べに行ったあの日から何度か学校を抜け出した おかげで単位やばいんだから 「…抜け出しちゃう僕も僕か」 それでも涼介に会いに行ってしまうのは、大好きだからという事実。無論、一緒に暮らしてるから毎日会えるのは確かだ 「裕翔。これ、先生から」 「あ、ナイスタイミング。圭人、抜けるからごまかしといて」 「またー?」 「毎回ごめんね」 「まぁ、いいや。いってらっしゃい」 「いってきます」  
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