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珍しく抱っこを求めずに前を歩く侑李 「迷子になんなよ?」 「あいっ」 初めてきた場所だからきっと興奮してるんだろうか 「はい、裕翔」 「え?」 「お前が1番迷子になりそうだから」 なんて言われて差し出された左手。 「なっ、ならないし」 「とかいいつつ繋いじゃってさ」 いつもいつもずるい。この先何度僕をドキドキさせれば気が済むんだろうか 「…やぁぁ!めっ!」 そんな僕らに気づいた侑李は涼介の足にしがみついて、手を離せと訴えていた 「…なんだよ~。パパとママの邪魔しないの」 と顔は嬉しそうな涼介は片手で侑李を抱っこした。それに満足したのか上機嫌だ  
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