0012

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『そっか…まぁ。いまさらって感じだもんね?いまさら母親面すんなって…ね』 「いや…産んでくれたことは、感謝してます…」 じゃなきゃ、侑李にも涼介にもであってなんかなかったんだから 『うん。本当に安心した。』 「でも、会わせたい人って?」 『あ、うんとね?』 「せめて、その人には会います」 約束の日にちを決めて、電話をきった。ふと顔を上げたら真っ暗で、でも空にはキラキラ星が光っていた 侑李や涼介にも見せてあげたいな 本当のこともいわなくちゃ 家に向かう足はいつもより軽かった  
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