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「あ、いまちょうど寝た」
「…なんだよ。チビのくせに、もう人に差別つけてんの?」
「裕翔…?」
「ったく、本当可愛いね。侑李」
愛しいという感情はこのことを言うんだろうか。だってそう、いつだって僕にのばされる侑李の手を拒めたことはなかった
僕の心までにズカズカと入りこむその笑顔が憎いなんて思ったこともない
涼介の他に、こう感じられる人がいたなんて知らなかった。まだ何もわからない赤ん坊だからなのかな、それだっていい。
「お前は人から愛される子になりそうだね」
「お前、大丈夫か?」
「なにが?」
「あたま」
「…」
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