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「ほら、そこのグレグレ男。いくよ」
「ぐれてないわ!」
「いいからベビーカーおして」
「…はい」
昔もよく、親が公園に連れて来てくれてた。血の繋がりもないのに、すっごい大事にされてたっけ。
公園で涼介に初めて会ったんだ。転びそうになった僕の左手を掴んだのが涼介だった
「ほら、これは滑り台。しゅーって降りるの!やってみる?」
「あいっ」
「じゃあ下で待ってるから。ほらここから滑ってみて?」
ちょこんと座りながらも中々降りることのできない侑李。助けを求めるように目線をこっちに向けていた
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