君の存在について

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“つよがり”そんなの昔から言われ慣れてきた。 自分でも自覚してるから。人に弱さを見せることが臆病になってる自分も、つよがりな自分も 「はぁあぁぁあ?」 「だから、お隣りの山田さんと1年間、ロサンゼルスでお仕事するからぁ!その間、涼くんと家で暮らしててほしいの」 「…急すぎ」 昔から自由奔放な両親に振り回され早18年。今日ほど急なことは今までにあっただろうか 「ちゃーっす」 「あ、ほらきたきた」 それとこれとは違う。嫌だ、いくら幼なじみといっても、嫌いなやつと同じ屋根の下で暮らしたくなんかない  
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