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「やっぱり!薮くんって良い人なんですよ。俺と慧は恋人同士なんですけど、やっぱり世間じゃあれじゃないですか。子供だって欲しいのに、そんな時薮くんが里親にならないかって。他人の子供をなんてと思ったけど、親がいない龍太郎を見てたら側に居たくなったんです」
悩みは人それぞれだ。にしても世の中はせますぎるような気がする。
「それにあまり珍しくないようですよ。男同士で子供育てるなんて(笑)」
「まぁ!」
「侑李…」
にっこりと僕の膝を支えに立つ侑李の左手にはさっきの男の子の手を掴んでいた
なんか、僕たちが出会った時みたいだ
「侑李くんっていうの?龍太郎をよろしくねっ」
「あいっ」
「龍太郎もほら、よろしくねって」
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