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ロサンゼルスから帰宅後、涼介の様子がどこかおかしい気がする。いや、いつもおかしいからいつもよりおかしい。 「涼介?」 「んー…ケラケラ女はねー…」 「大丈夫か」 「いやいやいやいや」 …本当はこんなことしたくないけど。うん、したくないんだからね? 「ちょっと…失礼」 ピタッとおでこに自分のおでこをくっつけてみた 「おい」 「わっあつ!熱だわ。夏風邪だねこりゃ。どうりでいつも以上におかしいはずだ」 「…病人に爆弾トークか」 「ぱぁ!」 「あ、侑李?パパはね今爆弾だから近づいたらだめだよ」 「まてまて、爆弾てなんやねん」  
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