682人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
ご機嫌な侑李と、嬉しそうな馬鹿。若干へこんだ僕
「ママだってさー(笑)」
「うるさいなぁ、パパのくせに」
「俺ら夫婦か~」
ふと何気ない発言に、心臓が痛くなるくらいに音をたてた。…僕の気持ちも知らないやつだもん、仕方ない
「ただいまー」
「まーっ」
「しゃべるんだ…」
赤ちゃんと関わったことのない僕は戸惑ってばかり。泣きそうになるくせに泣かない、笑ってばかり。
赤ちゃんってなくんじゃないの?
「まー?」
「ほら、侑李が呼んでる」
侑李を見ると、ベビーカーから両手をぐっとのばして抱っこを求められている。僕、抱っこしたことないのに…
最初のコメントを投稿しよう!