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「いつから好きだったの?」 「ずっと昔から。」 「ふーん。」 「ずるいよね。手を掴まれるたびに心まで掴まれていった」 手を繋ぎながら侑李を迎えにいく途中。何度も願った、恋人という意味の手。 「なーんだ。掴めてたか!」 なんて笑う涼介はもう僕の大切な人なんだ。 「ま、これで本当のママとパパじゃん?」 「変わらないと思うけど」 「気持ちの問題だろ」 「まー!ぱー!」 「侑李ーっ」 幸せは君の隣にいて、君と3人で笑ってること  
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