KEITAI LIFE2

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とりあえず服を着せて にこにこした視線を 感じながら説明書に 目を通す SHU-H-EI・0125 この携帯の種類の名前ですかね… 「そういえば、名前がないと不便ですね…」 「名前…ですか?」 「そう。携帯だから名前ないですよね?」 「ご主人様が決めて下さい」 「そのご主人様ってのもなんかね」 「駄目ですか?」 あ、目が潤んだ 携帯なのに目が潤んだ 「計で良いですよ。」 「計…ですか?」 「そう。俺の名前は新井里計。」 「新井里計ですね!プロフィールに登録いたしました。」 「あ、はい。」 なんか話がかみ合わない… 「あ、で。名前…SHU-H-EI・0125ね」 「はい。1月25日に作られたので」 「しゅー…へい…。貴方の名前しゅうへいにしましょう。えーっと…」 近くにあったメモ紙に "秀平"と書く 「秀平…。ありがとうございます!とても良い名前です!」 そう言って凄く嬉しそうに笑った 思わずどきっ、とした 気がしたのは気のせいにしときましょう  
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