片思い

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私の名前を呼んだのは前田君だった。 昼休み、男子は机を後ろに寄せて教室で小さいボールで遊んでいた。 そのボールが私の横に飛んで来たのだ。 顔を明らかに伏せながらボールを拾って投げる私。 前田君に「ありがとう」と言われても首を縦に振るだけだった。 顔は真っ赤だった。
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