夢幻
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その子は地を蹴り空を切る。 決して汚れる事のない、 真っ白なその足で。 どこまで来ただろう? 行き交う人たち、 誰も僕には気づかない。 真っ黒なアゲハ蝶、 ひらひらと 道端の水溜まりに鏡映し。 夏空に映える入道雲は、 「もういいよ」 と笑いかける。 少し疲れたから眠るね。 街灯の下 その子はうずくまり、 すうっと瞼は伏せられた。
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