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安土城に入る。
するとすぐに、光秀に「…汚いままでは治療もしにくいでしょう…」と言われて、風呂場に連れてかれた。
光秀は優希を風呂場に到着させると、さっさと何処かへ行ってしまった。
―――そして風呂場。
優希「…げ、今(現代)の風呂と全然違うじゃん。」
昔の風呂の入り方なんて覚えてねぇよ…と頭をがしがし掻きむしる。
…風呂は、畳で出来ている脱衣所の隣にあった。
当たり前だが、昔の風呂…いや風呂場は、現代のものとは明かに違った形である。
物心ついた時には現代にいた優希は、心底困りながらも服を脱いでいた。
――その時、誰かが脱衣所の戸をガラリと開ける。
??「失礼いたします」
優希「うぎゃあっ!?」
突然の事に優希が振り向いて叫ぶ。とっさに今脱いだ服で前を隠した。
そこには、両手を畳に綺麗に揃えて正座をし、頭を下げている女の人がいた。
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