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「2つ。」
更に中指を立てて2を作る。
「これは強みでは無いかも知れないですが、価値を証明するという要求と、議題のディスカッションからもあまり外れた話はしないですよ。
処置。
私は彼は我々の『計画』の適任者であるかも知れないと思っているのですよ。そもそも、1つの問題が起きた際の対処として『どう排除すらか』という考え方を先ず念頭から除くべきです。
意味がある筈なのです。二人の『てんさい』が同時にこの世に降臨したという事実には、理由があって、原因があって、結果が伴っているのです。排除する手段に高いリスクがあるのなら、戦わない手段を探るべきです。
彼等の存在には意味があるのです。そして彼の殺戮にも意味があるのです。観察していたのでしょうジルバ将軍?なぜ?レイ・スティーブは彼を味方に出来たのでしょうか?
彼は殺戮の先に何を見ていたのですか?それは我々が肩代わり出来ない物なのですか?彼の需要を満たす供給を計らえば、あわよくばあの戦力すら手に入れる事も出来るはずじゃないでしょうか?
2つめですかね?私は誰の味方でも無ければ敵でも無い。あくまで中立の人間であるから、私は誰よりも何よりも何に対しても客観的でいて、あらゆる情報網を持つ私は誰よりも総合的なのです。」
「確かに俺なんかよりは俄然、頭の柔らかい意見だと思うぜ、認めてやるよ。だが、抽象的だな、方向性を示す事が重要な訳じゃないが、今ディスカッションしている事が『対処方法』である以上、それだけじゃあ言葉足らずだと思うぜ?アナタは俺達がどう具体的に動くべきだと考えている?」
「志向性は提示しましたが、結論はまた話が変わってしまいます。答えは無し。」
「どういう意味だ?」
「アクションのとりようが無いのですよ。ねぇ、ゼル殿と、後、だんまりを決めこんでいるマリアさんも、私だけの言葉では彼等は説得出来ませんよ。協力していただけませんかね?」
「そうじゃのう、そろそろ孫に稽古をつけてやる約束の頃合いだし、儂の言で収集がつくのなら、協力してやらんでもないか。」
「レイ・スティーブの妹か、、、今、6歳位じゃなかったか?英才?いやスパルタ教育って奴か?」
「まぁどっちでも同じ様なものだし、、、儂が言う話でも無いが、早く帰りたいから話は脱線すせたくはない。
故に結論から語ろう。
奴らは国外に旅に出るらしい。故にダミアン殿が言う様に、奴らに対する策とは、およそ無為な物となるのだ。
昨晩の事だ―――」
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