主人が残した言葉

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ここは京都のとある町。 私は人間のふり、そして男のふりをしている。 主人が男の方がいいと言うのなら、男になろう。 だが、主人の命はまもなく消える。 寿命が来たのだ。 主人が死ねば、私もともにこの世を絶つ。 だが、主人は最後に私にとっては最も辛い命令を下した。 主人「お前は………、生きろ。そして、自分にとって一番大切な者を見つけ………ろ…。」 生きろ? どうやって? いままで主人無しの人生なんて送ったこと無い。 一番大切な者? どうやって私に見つけろと言うの? 自分で? 教えてください。 .
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