神様×高校生Ⅱ

憎しみ･怨念から生まれた悪魔

『ッチ!』

『それ!』

手から光剣が出る｡

『そんなんで私に勝とうと思ってるの?愚かだわ!!』

『簡単だ｡すぐSPA!っと斬ってやる｡』

『面白い!!!』

さっきより邪念が増す｡神様系には辛い空間だ｡

『気分悪～い!』

『大丈夫だって｡』

『すぐ楽にしてやるよ!』

『うっし!』

『ほらよ!!!』

ｼｭﾝ!

ｶﾞｷｯ!

『グッ!!』

『運がいいね!!!まだまだ飛ぶよ!』

『その前に!!!』

シュ!

『ヴッ!!!!』

横っ腹が少し切れる｡

『次!』

ヒュン!!!!

『あ゛ぅ゛!!!』

×の形で傷ができる｡

『やったか!?』

『どうだろぅ･･･｡』

『ふふ････｡』

『!?!?』

『そんな････｡』

『前と同じにしないでくれるかな?私は怨念の元からできたの｡』

『クソッ!!!』

『･････｡』

『そう!憎しみ!怒り!快感だわ!!!』

『どうすれば････｡』

《聞こえるか?》

『あ!』

『どうしたぁ!?死ぬ覚悟ができたのかなぁ!?!?』

《ヤバイ｡このままじゃ俺も､ルルも死ぬ｡そして奴が永遠人を傷つけていく｡》

《任せろ｡その二本の剣を貸せ｡》

《これか?》

《そうだ｡》

《わかった｡》

《よし｡》

重ねると剣が輝きを増す｡ 二本から一本に生まれ変わる｡

《できたぞ｡》

《何だこれ?》

《～皇光堕豹剣～》

《へぇ｡》

《振ってみろ｡》

《よっと｡あれ?剣も軽いし､何も起き――――》

ズバッ!ドガッ!バシュ!

《ハッハッハ｡どうだ?面白い剣だろ?》

《でも････威力があっても亜美は自動回復する････｡》

《大丈夫だ｡これは怨念を斬り､修復できないようにされている｡》

《これなら････｡》

『な～に話してるんだぁ？覚悟を決めたのかなぁ?』

『これで､お前を楽にする｡』

『そういうのウザーイ!』

『まぁいい｡』

『ほら!』

『あぶね!まぁいい｡』

剣を振るう｡

『あれぇ?空振りかなぁ??』

『じゃあな｡』

『はぁ？』

ズバッ!ドガッ!バシュ!

『!!!!!』

『終わった｡』

姿が消えていく｡

『ふぅ｡』

『お疲れ｡』

《ご苦労だった｡》