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で、どこまではなしたっけ? ああ、ドッペルゲンガーの撃退方法が見つかってみんなで喜んだところまでか。
とりあえず、罵詈雑言はドッペルゲンガーがみすずの前に現れるまでは言えないから、ドッペルゲンガーが現れるまでどうしようかと話していると、みすずがさっき言ったようにこちらから打ってでたいといいだす。
「おまえな~」
「だってこのままドッペルゲンガーがあらわれるまでびくびく怯えてすごすのやだもん」
「だいたい、どうやってさがすんだよ。田舎と言っても結構ひろいんだぞ」
「私の写真をもって、この人知りませんか? と訪ねあるく」「目の前にいますよっていわれたら? 」「ちがうんです! この写真の彼女は双子の妹なんです! って言えばOK」
やる気になっているみすずの前では、反論はどこ吹く風である。結局、みすず一人にやらせるわけにもいかず四人でドッペルゲンガーをみつけることになった。
さっそく着替えてから、街へでかける。 街には人があふれていたので、すぐに人にきけた。
「すいません。この人みかけませんでしたか? 」
「うん、見かけたよ」
「本当ですか? 」 「そこの左の道で」 「………そうですか」
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