不思議な恋の物語

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「これ、みすずの私小説ノートじゃない」 「この中にいままでの経緯が書いてあるから! 」 「却下」 長髪少女は三つ編み少女ことみすずのノートを彼女がしたようにテーブルに放り投げた。 「なんでこんなことするの! 」 「あんたの小説じゃ状況把握が難しいから」 真顔で長髪少女こと絵美に返されたみすずは落ちこむ。 しかし、なれているのか彼女を無視して話は進む。 ため息を吐いてから「じゃあ、僕が説明するよ」 と言ったのは優真だった。 「ただし、みすずじゃないから把握しきれていない部分もあるからな。そこは承知しとけよ」 「みすずがはなすんじゃないし優真がはなすなら平気よ」 「よし、じゃあはなすぞあれは………」
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