不思議な恋の物語

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* その行動のせいでこいつが呼び出されるまたはくるなんて話は、俺はまったく聞いたことがない。 けど、どう思い出したり考えてみてもきっかけはあの日のあの行動しかなかったと俺は思っている。 ちょうど絵美が父方の実家に行った日におれたち四人はバケーションにで遊びにきていた。 しばらく遊んだ後、にみすずが時計を見て 「そろそろ3時だからおやつたべに一休み行こう! 」 といって、おれたちは賛成して今みたいな位置に座りそれぞれが注文したやつを食べていた時に 「今日の夜、お墓に心霊写真を撮りに行こうと思うけどみんないい? 」 などといつもの思いつきをみすずが言いだし、その一言にみな時が止まったように動かなくなって。 しばらく俺たちは静かだった。 みすずはなぜおれたちが止まっているのかわからずにみんなを見渡している。 一番最初に復活したのは俺で、 「突然なにをいいだすんだよ」 と返したのを覚えている。返答があったのが嬉しいのかみすずは満面の笑顔でA4サイズの四角い鞄から雑誌を取り出し広げて見せた。 覗いた雑誌には、心霊写真募集中! 掲載された作品には五千円プレゼント! などと書いてある。 「………で? 」
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