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｢なんだ?不満でもありそうな顔してるぞ?｣
｢そりゃそうだろ!絶対に嫌だって!｣
なんで好き好んで援交紛いみたいなことに手を出さなきゃいけないんだよ……。
｢……はぁ。じゃあお前はどうしたいんだよ。｣
｢どうしたいって……｣
せめてもっとまともな女の子が……
｢まさかお前、心の中で『もっとまともな女の子がいいなあ』とか思ってたりしてないだろうな?｣
｢えっ……?｣
どっ……読心術!?
この人そんなことも出来たのかよ!?
｢雄太、少し考えてみろよ。相手だって人間なんだ。お前のリハビリ紛いの動機で一時的に付き合うだなんて許されると思うか?｣
｢ぐっ………!で、でもそれなら北原さんだって……!｣
確かに連の言うとおりだけど、それなら誰にだってやっちゃ駄目だよな……。
｢アイツは付き合う気もないだろうからいいんだよ。援交だって割り切っとけ。｣
………えぇ……。
それでいいんですかね……?
｢まあ、とりあえず一週間北原と付き合ってみろ。お前が次の一歩を踏み出すには経験が足りないんだよ。｣
そうはいっても北原さんはちょっと……
｢連、やっぱ俺無理だっ――｣
｢やらなかったらお前の部屋の本棚の裏に隠してあるマニアックなエロ本、おばさんに見せるからな。｣
｢やります。やらせてください。｣
断れないじゃないですかっ………!
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