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仕方なく、孫一は残りの七発の銃弾を側近に向けて撃った。
七人の側近がバタと倒れた。
残りの側近二人と蘭丸は、信長に話し掛けた。
「大殿、如何致せばよいですか!?」
ブハ、グハ。
信長の口から血が溢れ出る。
「蘭丸、まずは信孝と合流し、撤退を開始しろ。我が遺書を橋本城を攻めてる、信忠に渡せよいな!?」
「はっ必ずや一命に代えましても」
「去れ」
信長は左文字の太刀を抜き、側近二名と家来五百人で、最期の意地を見せ付けた。
最期は、孫一に眉間を撃たれ、討ち死にした。
信長討ち死には、またたくまに世に広まった。
明智光秀、蒲生氏郷、堀秀政らと織田信孝、羽柴秀吉の残部隊のおよそ、三万の軍勢は、その日の内に岐阜城に退却した。
橋本城攻撃隊には、信長討ち死にの知らせるが届き、三万の軍勢は、岐阜城に退却した。
戦いは、鈴木家の大勝利に終わった。
だが、その頃、忠信勢二万は、伊勢・志摩を攻略し、占領下におき、一万の兵を真田昌幸に任せ。
津城に入れて。
志摩には、熊野水軍基地を新たに武山水軍と改名し、八千の兵を梶秀に任せ、一時的に和歌山城に向かった。
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