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「あの、君の名前はッ?」
俺は戸惑った・・・
けど・・・
「俺は匠弥だ、神楽坂匠弥。それじゃあ、俺は行くからまたな・・・。」
「あっ・・・神楽坂くっ・・・」
彼は行ってしまった。
どうしてだろうか・・・
名前を聞いた途端に胸が痛む感じがした・・・
僕は何かを忘れてるのかな・・・
ううん。
だって僕は・・・
3年前より前の記憶がないんだもの・・・
そう、記憶が無いから・・・
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