第3章

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「姫様?…姫様ッ!?」 「わっ な、何!?」 「どうされたんですか?パーティーから帰ってきてから姫様、変ですよ?」 「え、え、そうかしら…?」 「ハイ、とっても。」 「………?」 「いつもは帰ってきたらまず寝ています。」 「…」 確かに。 ああ、紹介してなかったが、先ほどから私が話しているのは、私の専属メイドの「レイナ」。私の理解者の1人であり、私が信頼できる人である。 レイナが言うならきっと正しいだろう。だが、なぜだ? 「恋…ですか?」 「…それはないわ」 ズバッと私は言い切った。 私が恋?ありえない。例えそんなコトがあってもそれは友情で止まる。 「友達…他の者と話せた…」 「姫様がぁッ!?」 ギューッ レイナはカレンを思いっきり抱き締めた。 「おめでとうございますッ!!あの姫様が…!!良かったです~!!」 「…!!!?」 驚いた。涙を流しながら喜んでくれている。 そんなレイナがとても綺麗だった。その姿は私をあやしてくれていた母上のようだった。
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