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その男は一際体が大きく、軍隊に所属していた為戦い慣れしていた。
男はここにいる皆を守る為に立ち上がった。
「……タルウィ、ここで皆を守っていてくれ。俺はどうにかして奴らを減らす。」
タルウィと呼ばれた男はサラサラな金髪をなびかせ立ち上がる。
「待つッス、ザリチュさん!無茶ッス!!いくらザリチュさんでも殺されるッスよ…化け物相手は無謀ッス!!」
大柄の男、ザリチュはそんなタルウィにニコリと微笑み乱暴に頭をなでた。
「お前にゃ心配かけてばっかりだな…でも、このままじゃどっちにしろ死んじまう。俺は皆を救いたい…例え俺が死んだとしても…だから、行ってくる。」
そう言いザリチュは外へと向かった。
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