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「…!?……俺じゃない…別の攻撃!?」
急に兵士が撃たれ俺は驚きを隠せなかった。
誰が撃ったのか探す。
すると……
「ぐあっ……」
「なっ……」
「ぐっ………」
兵士が次々と撃たれていく。
「1人じゃない…複数か!」
更に探す。
「!!!」
1人の人を見つける。
女!?
そいつに集中して目を凝らす。
「!!……しまっ……」
横から魔力弾が俺に迫ってきていた。
「はぁっ!」
魔力弾を蹴り上げる。
なんとか防ぐことに成功した。
が、すぐに別の場所から攻撃がくる。
「チッ……」
弾を避けて走り出す。
すると俺の横を物凄い速さで何かが通り抜け、先回りされる。
通り抜けたのは人。
俺は立ち止まる。
「高速移動!?手強い奴かっ!?」
高速移動とはその名の通り魔力を足に集め一時的に脚力を数倍に上げた状態で動くことによって高速で移動することである。
使うにはかなりの慣れが必要で、魔力を上手く扱えないと使えない。
つまり高速移動ができるということは中々の魔術者ということになる。
さっきの兵士のようにはいかないわけだ。
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