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辺りを見回すと、結衣は他の班から勧誘を受けていた。 まるで、新入生に対しての部活動勧誘みたいだな。 けど、当の本人はさほど嫌がってないご様子で。 本当、お人よしというか、なんというか…… 「あー、ダメダメ!結衣ちゃんは俺たちの班だからさ!」 「あ、ちょうどいいとこに……名前なんだっけ?」 ガクッという効果音が聞こえるかの如く、心底、残念がった大翔。 「進藤!進藤大翔!ちゃんと覚えてくれよな!ついでにみんなも」 「あ~、進藤くんね!一人だけ班に入れたい子が居るんだけど……」 「あぁ、ちょうど5人だし、全然大丈夫だよ!」
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