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「256…256……あった!」
まだ雪が残る、旭川の3月。
受験した公立高校に合格した。
必死に勉強した甲斐があったもんだ。
これでまたコイツと同じ、か。
「やったやったぁ!よかったじゃん永遠(ハルカ)!」
コイツとまた、一緒に居られるんだ。
「おう、結衣(ユイ)のお陰だ」
「…ぷ。何かキモいよ~。ま、そんな感謝してるならなんか奢ってよね!」
あれ?結構本気で言ったつもりなのに……
でも、3年間コイツと一緒に居られる。
――結衣と一緒に。
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