3人が本棚に入れています
本棚に追加
まだ雪がほんのり残る、4月の旭川。
どうやら新しいクラスは1年2組らしい。
あの日から連絡を取り合ってないから、結衣が同じクラスかどうかはわからない。
それに、何だかあの日の言葉がずっと心に引っかかってて……
結論=とても結衣には会いづらい。
「何ぼーっと突っ立ってんのさ!」
とか思っていたところ、突然、後ろから聞き慣れた声と同時に背中に衝撃が走った。
「よっ、永遠!」
「痛てぇな…何すんだよ」
俺の背中を遠慮なく叩いた張本人は結衣だ。
結衣は何も気にしてないみたいだな。
おまけに「へっへーん!」とか言って得意げな顔までしてやがる……
いろいろ考えてた時間返せ、切実に。
最初のコメントを投稿しよう!