†第一章†裏話

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地の国、城前の 食事中の会話 ちび「もぐもぐもぐもぐ。」 ちびですは沢山の握り飯を ひたすら食べている。 ロキ「ちび食べすぎだ……     お腹壊すぞ。」 ちび「仕方ないだろ、もぐもぐ     朝も何も食べてないし     昨日も食べてないからな、もぐもぐ。」 ロキ「食べるか喋るか     どちらかにしろ……。」 邪神†ロキ†がそう言うと ちびですは喋らなくなり ひたすら握り飯を食べていく。 柚子杷「もぐもぐ、ちびはしたないよ、もぐもぐ      少しはちゃんと、もぐもぐ      上品にしないと、もぐもぐ。」 ロキ「お前も食べるか喋るか     どちらかにしろ……。」 柚子杷「私は大丈夫       食べては喋ってって       ちゃんと交互に       やってるから。」 ロキ(……そういう問題じゃないだろ……) 休憩の筈が邪神†ロキ†の 気力が余計、削がれた そんな気がする。 ちび「ロキはもう食べないのか?     せめて二個は食べろよ。」 ちびですや柚子杷みたいに 4、5個ではなく 邪神†ロキ†は1個しか 握り飯を食べていない。 残りは全く手をつけず 綺麗にラップに包まれて 入れ物に入っており 邪神†ロキ†の膝にある。 ロキ「1個で十分だ……    あまり食べたくない……。」 そんなに大きさがあるわけでもなく 完全に1個じゃ足りなさそうだが 邪神†ロキ†はもういらないようだ。 ちび「じゃあ、俺が貰い!」 柚子杷「あ、ずるい!      私も食べたい!」 邪神†ロキ†の膝上にあった 入れ物を取り上げて ちびですと柚子杷は 中の握り飯を食べた。 こうしてほとんどが ちびですと柚子杷が 食べていたということに。
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