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「それでね、妹が肉ばっかり食べるから、
何だこのやろー!
って感じ。」
「え~、うちはどうだろう。
あんま食べ物で争わないねぇ。」
「うちも~。
でも、何だかお姉ちゃんに馬鹿にされる。」
昼休み、いつものメンバーで昼食を食べている。
晴を含めて五人。
仲が良い友達は、この四人くらいである。
「へ~、そうなんだ~。
ハレの所は?
あれ、弟がいるんだっけ?」
晴は、冷凍食品の唐揚げを食べていて、いきなり話を振られたので、びっくりした。
勿論、話を聞いていなかった訳では無い。
ただ、話題があまり宜しく無かった。
「え、うん。
弟がいるねー。」
「ハレちゃんの弟さんは、高校生なんだよね~。」
「まぁ、そうだね、うん。」
晴には、あまり触れて欲しく無い話題であった。
「そっか~、うちの弟は中学生だからね~。
喧嘩はしないかなー。」
「そういえばさ、
実験のグループ決まったかな?」
「あ~、誰と一緒になるかな~。」
話題が変わって、晴はほっとした。
兄弟の話
触れて欲しく無い。
晴は残りのご飯を食べ終え、
どんどん移り変わっていく話題を、
うんうんと聞いていた。
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