さみしい女の子

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ある時、ひとりの山男が町に降りて来ました。 一番いい毛皮を、塩や反物、米麦などに代えるためでした。 町は騒がしく、山男は頭がいたくなりそうでした。 山男は、いつもの店に早くつくために、大股で歩き出しました。 アイタッ!! 足下から声がしました。 小さな女の子が、足を押さえてうずくまっていました。
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