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そして、運命の合格発表の日。
「よっしゃぁ!おかん、あったで!」
「お母さん!あった!」
歓声が響いている。
さて、俺はと……
「おっ、あった」
思わず笑みがこぼれた。
「瀬戸君!!」
橋本が走ってきた。
「あたし、受かったよ!! よかったよぉ!」
橋本は俺の腕を掴んだ。
やべぇ、何か顔ほてってきたよ。
「あっ…ゴ、ゴメン!!」
橋本は俺の腕を離した。
もうちょっと掴んでてくれよっ!
心の中で叫んだ。
そんなこんなで俺と橋本は海北高校に入学することになった。
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