学校の怪談
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それから、どれ程待っていただろうか。 五分かも知れないし、十分かも知れない。 もしかしたら一時間が経過しているのかも。 永遠にも感じられるその時間を、俺達は廊下の死角で巡回の先生をやり過ごしながら、その時を待っていた。 きっといつか、例の決定的な瞬間を見ることが出来る。そう確信を持って。 そして遂に、その時がやって来た。
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