学校の怪談

6/10
前へ
/11ページ
次へ
それから、どれ程待っていただろうか。 五分かも知れないし、十分かも知れない。 もしかしたら一時間が経過しているのかも。 永遠にも感じられるその時間を、俺達は廊下の死角で巡回の先生をやり過ごしながら、その時を待っていた。 きっといつか、例の決定的な瞬間を見ることが出来る。そう確信を持って。 そして遂に、その時がやって来た。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加