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「此処は天界じゃ……ついでに言うとお主らが此処にいる理由は…………………謝罪じゃっ★」
たっぷりと間をあけた後に
開き直ったみたいに明るく<謝罪>と言った。
「「謝罪?」」
待て待て待て待て………
情報を整理しよう。
俺ら死んだ。小学生生きてる、しかも口調爺。ここは天界。死んだ理由、車に轢かれた。謝罪。
バラバラのピースを組み合わせていくと…………
「謝罪とは、何についてなのか教えてくれませんか??」
やめろ依吹!!
これ以上の情報はいらない。
「それはのぉ…………………………話す前に、この通りじゃっ。すまんかった!!」
いきなり土下座する小学生。
「その姿で土下座するなっ!!なんか俺らが小学生苛めてるみてぇじゃねぇかっ!」
小学生が高校生2人に土下座している………想像しただけで…………。
うん。何も言わん。
「おぉ!そうじゃった。すまんのぉ。ほれ、これでどうじゃ?」
体が光りだし、目の前に現れたのは………
長い白髪、長い白髭
白い服に、木の杖。
この姿を見て、俺は確信した………。
「…………はぁ」
「どこの神様ですか??」
「いやぁ神様じゃし。」
「もう、大方わかってるから謝罪進めろよ……。」
「そうじゃったそうじゃった!……この通りじゃっ!」
今度こそ神様が土下座した。
「いや、とりあえず謝罪のわけを言ってくれ。」
正座をしたまま
顔をあげて話しだした。
「それはのぉ………」
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