第一章 記憶のない少女

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「おはよー!」 「おはよ。」 元気よく扉を開けたのは、 流華幹部である 紺藤雪(コンドウユキ) 紺藤白(コンドウハク) そう、二人は一卵性の双子だ。 「那織、知らない男とやってたの!?」 ......随分、ハッキリ言うのね 「黙ってるってことは、やったの!?」 私が、何も言わずに黙っていると 「ホテルに男と居たんだから、やってるに決まってんだろーが。」 ...太陽くん? 私は笑顔で太陽を見た。 「ああー!!!俺の那織がーー!!」 いつから、私は白のものになった? 「うっせーよ。お前。」 「黙れ、ヤクザ。」 「黙れよ、ヤクザ。」 双子の息もピッタリである。 「おい、そろそろコント終わりにしろ。」 あれから今までずっとふざけていた私達は、 梓の真剣な声に、止まった。
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