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部屋に入ると、
「おかえり。那織。」
そう言って、優しく綺麗な顔で微笑んでくれる及川薔(オイカワショウ)
「薔、ただいま。」
「今日も、綺麗だね。」
薔は、いつも私に会うと必ず言う。
「ありがと。」
私も、いつもの台詞で返す。
「お前、誰と居たわけあの場所に。」
そう、聞いてくるのは、
宮部太陽(ミヤベタイヨウ)
「....彼氏?」
「嘘つけ。なんだ、今の間は。」
「だってねえ。」
梓に同意を求めると、
「.....知るか。」
そう言って、そっぽを向いてしまった。
「ざまあみろ。」
....
「太陽、那織の事苛めるな。
那織の綺麗な顔がどんどん歪んでいく。」
薔は、優しい。
「お前は、変態か。」
「黙れ、ヤクザ。」
楽しそう。
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