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「ふ～」
俺は学生ホールに向かいながら携帯を弄っていた
「えーとマリナマリナ…と」
携帯の電話帳を開いてマリナのアドレスを削除した。
さあて…彼女どうすっかな～。
昨日のキャバ嬢でも良いけど結構ババアだったんだよな…
二個上の蘭か違う学科の美佐か…
ドン！
「すみません…」
携帯を眺めていて全然気付かなかったが誰かにぶつかったらしい。
女の小さな声が聞こえた。
「あー…悪い。」
俺は顔も見ずに行こうとした。
「あっ…すみません。」
えーとどこまでいったっけ…
蘭と美佐狙いで…
「あの…ちょっとすみません。」
でも二人ともケバいんだよな…。
「あの！」
突然服を掴まれて俺は立ち止まった。
何だよ…
「あの…学生証落としましたよ。」
女の手には俺の学生証。
「ああ…どうも」
そこで俺はやっと女の顔を見た。
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