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「じゃあ、レンを養子として認めてくれるよね?」
ラフィは両親にそういった。
「もちろん。良かったな、弟が出来て」
「えぇ~、レン君はラフィより大人っぽいしお兄ちゃんじゃない?」
後日、結局戸籍上ではラフィが姉になったらしい。
「まぁ家の家族になったからには学校に通ってもらわないとな」
カイトはそう切り出した。
レンとしては魔術などを知りたいと思っていた矢先だったので嬉しい話だった。
「いいんですか?」
「敬語禁止」
「いい…のか?」
シェリーに言われたため言い直したレンをラフィは1人笑っていた。
「もちろん。僕が理事長だからお金もかからないしね。授業についていけるかが不安だけど…ラフィがいればなんとかなるだろう」
「じゃあ、よろしくお願…よろしく」
レンは敬語と同時に頭も下げそうになったがカイトの言葉を思い出して止めた。
「こちらこそ、これからよろしく」
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