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レンが養子になったのは昨日の話。
今日は転校初日。
レンは少し上機嫌だった。
もっとも他から見れば変わらないほどの変化だった。
「レンも可愛いとこあるじゃん」
そんなレンをからかうようにラフィは話しかけた。
「何を言っているんだ?俺はいつも通りだ」
そう言いながらラフィは少しレンの頬が緩んでいるのに気づいていた。
─笑ってたらカッコいいのにな~
ラフィは『家族』と言った時のレンの笑顔を思い出していた。
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